ジョルジョ・デ・キリコのような

「この先に何があるんだ？」
「ここを通り過ぎると・・・？」
ちょっとだけ　ジョルジョ・デ・キリコの絵画　
【街角の神秘と憂愁】
のような不思議な空間にできたらいいな。
なんて思って設計に取り組んだ住宅。

それは、各部屋からその先につながる空間の扉が
直接見えない工夫で、
「その先を覗いてみたい」
という人間の興味や好奇心をくすぐる建物です。



その住宅もプレキャストで作ったコンクリート階段が取り付けられました。
最終的にはこの階段の片側は宙に浮いた階段となるのですが、
階段を上ると、その先は大型の色ガラスで、このガラスを通過した太陽光が
この絵のように幻想的な空間にしてくれると期待しているのです。
難しい空間なので出来上がるまで、気が抜けません。

アースワーク一級建築士事務所