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本業復帰 [建築]

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今月締め切りの原稿を本日郵送。
念のため中国からの原稿依頼も週末友人達の手を借りて英文でまとめ、
本日中国へと発送しました。

一段落したところで毎月送られてくる建築雑誌に目を通すと、
勤務時代の後輩が雑誌に載っていました。
「やってられませんよ」 が口癖。
現在は上海事務所の代表のようだ。
建築もそろそろ中国市場頼みなのでしょうか。

来月上旬締め切りの原稿も書かないといけないのですが。
でも、そろそろ現場で色を決めていかないといけない急ぎの作業や、
設計中の物件の検討やら、あまりのんびりできません。
今週からは本業復帰です。

earth work

リノベーション [建築]

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5月27日
70坪ほどある住宅を丸裸にしたところです。
土壁、荒壁、見たことの無い金物・・・。そして少々まずい構造など。
いつも黙々と丁寧な仕事をしてくれる大工さんから
「昔はこの金物をよく使ったもんです。でも・・・」
と昔の工法の長所や短所を教えていただいたり。

「現場に行く時はいつも ニコニコ してるね」
と相棒は言う。 
手造りの作業が楽しくて、いつも現場に行くのがうれしいのです。
しかし、今回は構造の不備等が無いことを祈りながらの現場なので、
少し ドキドキ のところもあるのです。

ある雑誌にこんなことが書かれていました。
リフォーム会社から 「どこを直したいのですか」 と言われ 
それに対して
「この家で何をして過ごしたいですか」 と建築家が言う。
これは、リフォームする際、最初にクライアントに発したそれぞれの言葉なのです。
施工者と設計者の考え方の違いなのでしょうか。

リノベーション は 新築と比べ面倒な作業も多いけれど、
昔の材料、あるいは伝統工法を大切に受け継いで、
住まい手の生活を楽しいものに出来るひとつの方法なのでしょう。
そのためには、新築する際、後世に残せる品質と図面が必要なのだと
改めて思った今日の現場です。

earth work

モノクロームの世界 [建築]

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ある雑誌に掲載する実績写真を選定するため、写真家の事務所を訪ねた。
あまり積極的に雑誌に掲載することをしていないのですが、
やはり載せるとなると良い写真を選びたくなります。

今まであまり目にしていないアングルをモノクロームで表現すると、なぜか新鮮に写ります。
色が付いていない分、イマジネーションが働くのでしょうか。

写真家と話をしていると、写真の世界も奥が深いことが今更ながら判ったり、
とても貴重な話ができたひとときでした。

earth work

like a barragan 夕景撮影 [建築]

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barra11.jpg14日夕方 
外観夕景写真の撮影立会いで出向いた建物です。緑が芽吹き始め少しづつ新築の硬さが和らいできている。
そして かなり悩んだ外壁の色も緑に合うようでひと安心。

earth work


仕事にテニスに [建築]

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週末、昨年引き渡しを終えた住宅を訪問しました。標高が高い場所なので吹く風はまだ少し冷たく、桜も散ったばかり。それがまた気持ちよく感じる。
窓から見える山々を眺め珈琲をいただきながら・・・まるで別荘に居るかのようです。そして少しづつ増えてきたLPレコードも演出には欠かせません。仕事を忘れ、くつろげたひと時に感謝。
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引渡しから2年経過した保育園もちょっとした工事の確認作業で出向きました。毎年少しづつ改善を繰り返しながら、子供のために一生懸命です。
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更に住宅の改修現場へ。珍しく土壁を使用している現場なのです。この改修は手間が掛かるのですが楽しい現場でもあります。これからが大変。

ヘトヘトに神経が疲れた週末でしたが、最近再開したテニスで夕方から一汗流し、体も筋肉痛。

earth work

音楽と建築家と思想と [建築]

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音楽は奥が深いようです。入り口しか知らない私には未知の世界。
そんな音楽をこよなく愛している人たちは建築にもこだわりを持っている方が多いように思う。

今回のクラシックギターショップを始めようとしているお客さんも同様。
料理の話、車の話、航空機の話、世の中の動向、経営の話などさまざまなジャンルにも詳しい。
「最近欲しい車が無いのです。エコカーなんて絶対欲しくないし・・・」
今はクラシックミニともう一台所有。

音楽を深く掘り下げて楽しんでいるのと同じように、所有するクラシックミニの基本理念や構造を細かく調べ、少しずつ自分の車に変身させている。その様子を実に楽しそうに説明をしてくれる姿に、こちらも引き付けられていく。そして自分のこれからの設計方針のヒントを得たような気持ちにもなりました。

「この内容を詳しく調べたん?表面だけ調べてもあかんで」
勤務時代に関西の上司に言われたことを思い出す。
「建築家は60歳から」などと言われますが、なるほど私はまだまだ ひよっこ なのでした。

経験を積み重ね、やっと建築家になれたとしたら、その時は家族から
細かなことまでうるさい 偏屈じじい 扱いされるのでしょう。
(その言葉を聞くまで頑張ろう) と思えた4月にしては肌寒い日。

私の好きな 時 [建築]

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昨日無事引渡しを終え、最後に写真家と竣工写真の撮影を行いました。
写真を撮っていると、各所の思い出が甦ります。
「直射日光を家に入れたくない」 というお客さんの希望から、間接光など随所に使い、こんなところも数箇所あります。
そんな無理なような依頼が面白い建物になったりもするものです。
官庁との折衝でも採光面積の扱いで、かなりのバトルがあったりと。
「こんな相談をされたのは初めてです」 担当指導員からこんなお言葉も。

撮影を終えたこの空間にひとりでしばらくボーっとしているこの時間が好きだったり。

最後に一通り見回りをし、お客さんに鍵を引き渡しました。
「なんだか寂しくなりますね」
「いつでも遊びにきてください」
こんな些細なやり取りが、いつも心の励みになったりします。

「like a barragan 」より

アースワーク一級建築士事務所

like a barragan 完成 [建築]

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ようやく完成しました。あとは竣工写真の撮影を残すだけ。
ここは玄関へとつながる通路ですが、この場所から新天地での良き出会がありますように。
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アースワーク一級建築士事務所
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難しいほど設計意欲が湧く [建築]

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これから実現に向け一年間設計に取り組む住宅。
構造、予算などさまざまな問題点をひとつひとつ解決したい。
いつものように悩みに悩み、じっくり考えて。
そして来年の秋にはニヤリと嬉しさを抑えたお客さんの横顔を見るために。

アースワーク一級建築士事務所
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五感を鍛えて [建築]

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gi2.jpg子供部屋は色彩感覚に気を使いながらカラフルに。難しい色選定でしたがうまくいきそうです。
(本日の現場like barraganにて)
そしてお昼からの打ち合わせを行うためお客さんの家に。
そこで手作りパエリアをご馳走になり、その後いつものようにギターの生演奏を数曲弾いていただきお腹も、脳も大満足。なんと夜はある病院のギターコンサートに演奏者として呼ばれているそうです。
イタリアの保育園では、生の音楽演奏や、第一線で活躍中の画家による色彩遊びなど五感を刺激する内容が豊富。だからイタリアは芸術に長けているのでしょうか。そう言えば前職場で一緒だったイタリア人建築家は女性の口説きも長けておりましたが、これも五感を刺激する行為なのでしょう。

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